「設え」
「装い」
「振る舞い」
です。
この3つをしっかりと「意識して行動」すること。
「流行るお店」創りにはとても重要です。
理論を学んだりルールやノウハウを覚えたり、心構えを持つだけではなく、「見て、聴いて、感じて、行動する」、なかなかできるもので張りませんが、このレベルを目指したいものです。
そもそもは「侘び寂び」にも通じる「おもてなし」。
単に、ごあいさつをしたり、料理を出したり、お飲物をおススメしたり、商品の説明をしたりするだけがおもてなしではありません。
例えば飲食店の場合。
●「設え」とは?
千利休云々のお話はちょっとおいといて。。。お店の場合はお客様をお出迎えできる準備が、完璧に整っているか、ということを指します。
外や近所を掃除をして、夏なら打ち水、雨なら傘、看板は点灯、盛り塩、ドアの開閉確認、通路や家具のお掃除、ディスプレイや調度品の配置、テーブルや家具、照明、空調、トイレ、レジと釣り銭、領収書、お料理の下ごしらえ、お飲物の準備、製氷機、フライヤー、お湯。。。
準備8割ということばがありますが、ここは準備10割で。
10割の準備でも予想外のことが起こることは多いでしょう。
「設え」はお店にとっての備えでもあります。
開店前のチェックリストを創り、しっかりと「設えて」、お客様をお迎えしましょう。
●「装い」とは?
おもてなしする人の装いはとても大事です。
おもてなしするにふさわしい服装、ヘアスタイル、メイク、そして表情。
お店の雰囲気や、イメージに合わせて、基本は清潔感があり、季節感を取り入れたり、役職やポジションで変えたり、動きやすい、危険ではないという機能性も重要です。
他店との差別化も考えて、しっかりと装いましょう。
表情も装いのひとつです。
名札、時計、身につける小さな文具、アクセサリー、髪留め、その他の小物。
メラビアンの法則の通り、初対面のお客様にとって、第一印象は見た目で決まります。
●「振る舞い」とは?
動作で言うところの「立ち居振る舞い」も大事です。ごあいさつ、歩き方、立ち方、座り方、戸の開け方など。。。
お店の場合これらに加え、お掃除の仕方、話し方、給仕から下げの動作、従業員同士の会話、お客様の履物や上着のあつかい、お見送り、そして笑顔。
とにかく笑顔、なんでも笑顔ということではなく、お店のコンセプトやそのときの状況に合わせることも大事です。
スタッフみんなの「共通の意識」を明確な言葉にして、お店にいるときは常に心がけましょう。
また、従業員さん同士のやり取り、お客様は意外と見ているものです。
これは要注意です。
ということで、何もお店に限ったことではありませんが「おもてなし」はとても重要です。
お客様が望むスマートで行き届いた「おもてなし」。
いや、期待以上の「おもてなし」で感動される。
その積み重ねが、客単価アップ、リピート率アップ、口コミによる紹介という結果になります。
現代において、もはやおもてなしは、「侘び寂びの心」どころか。。。
プル型販促の協力な武器のひとつです。